Lemma数学ロードマップ

P6 · ステージ 3 高校数学

確率・統計と整数

場合の数、確率、整数の性質、データの分析、統計的な推測

執筆中 · 0 / 5 章目安 30〜40 時間

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前提となる科目xP2 中学数学f(x)P3 数と式・関数
この科目の次に≅04 代数学

補足

この科目は執筆中です。 各章を順に追加していきます。高校数学をどのくらい覚えているかは、診断テスト 3(高校数学) で確かめられます。

概要

数える・確かめる・推し量るための数学です。場合の数で「落ちや重なりなく数える」方法を学び、確率で偶然を数量として扱い、統計でデータから全体を推し量ります。ニュースで目にする世論調査の誤差や、医療検査の「陽性でも本当に病気とは限らない」話は、この科目の内容で理解できます。

確率と統計では、公式の使い方より「なぜその式で数えてよいのか」「その結論はどこまで言えるのか」を重視します。あわせて、約数・倍数・ユークリッドの互除法・一次不定方程式といった整数の性質を扱います。整数の章は、大学の 04 代数学 第1章への準備です。

前提知識

対応する科目

章 高校の科目
第1章 場合の数 数学 A(二項定理は数学 II)
第2章 確率 数学 A・B
第3章 整数の性質 数学 A(数学と人間の活動)
第4章 データの分析 数学 I
第5章 統計的な推測 数学 B

現行の学習指導要領(2018 年告示、2022 年度から実施)にもとづく目安です。

到達目標

  • [ ] 和の法則・積の法則にもとづいて、順列・組合せの公式を導き、使い分けられる
  • [ ] 条件付き確率とベイズの定理を使い、検査の偽陽性のような問題を正しく解ける
  • [ ] ユークリッドの互除法がなぜ最大公約数を求めるのかを説明し、一次不定方程式を解ける
  • [ ] 分散・標準偏差・相関係数の意味を説明し、−1≤r≤1-1 \leq r \leq 1 を証明できる
  • [ ] 二項分布・正規分布を扱い、信頼区間と仮説検定の考え方を説明できる

章立て

章 内容
第1章 場合の数(準備中) 包除原理、和の法則・積の法則、順列と組合せ、二項定理、重複組合せ
第2章 確率(準備中) 確率の定義と基本性質、独立な試行、条件付き確率、ベイズの定理、期待値
第3章 整数の性質(準備中) 素因数分解の一意性、除法の原理、ユークリッドの互除法、一次不定方程式、合同式の入口、n 進法
第4章 データの分析(準備中) 分散と標準偏差、散布図と相関係数、仮説検定の考え方
第5章 統計的な推測(準備中) 確率変数と確率分布、二項分布、正規分布、標本平均の分布、推定と検定

学習時間の目安と進め方

  • 1 章あたり 5〜8 時間(本文と演習問題)、全体で 30〜40 時間ほどです。
  • 第3章(整数の性質)は他の章から独立しているので、どこから読んでもかまいません。
  • 確率の問題では、答えを出したあとに「もっと小さな場合で、全部書き出して確かめる」習慣をつけてください。確率は直観がもっとも外れやすい分野です。

参考文献

  • 東京大学教養学部統計学教室編『統計学入門』(東京大学出版会):大学の教養課程で広く使われている統計学の標準的な教科書です。第5章の先に進みたい人に。
  • 結城浩『数学ガール/フェルマーの最終定理』(SB クリエイティブ):整数の性質を、物語の形で楽しみながら深く学べる本です。
  • 松坂和夫『数学読本 1〜6』(岩波書店):中学程度から大学初年級までを一続きに解説したシリーズです。
  • 数研出版編集部『チャート式 基礎からの数学』シリーズ(数研出版):計算力を補いたいときの定番の参考書です。
  • 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説 数学編 理数編』:高校で学ぶ内容とそのねらいの公式の解説です。

次に学ぶもの

  • 04 代数学:第1章「整数と合同式」から、群・環・体へ。
  • 11 確率論:測度論にもとづく確率論。大数の法則・中心極限定理が証明されます(06 測度と積分 が前提です)。

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